引きこもり(7)からの続き
●引きこもり(8)
境界性人格障害の人の多くが、愛する人や大事な人に見捨てられるという不安を絶えず抱えています。
人は誰でも多か れ少なかれ、愛する人や大事な人に見捨てられるのでは、という不安を抱いていますが、境界性人格障害の場合は、周囲の人には理解できないほど、見捨てられ不安の感情が非常に強いのです。
いったん相手を信頼できると思いこむと、今度は見捨てられないように、 しがみつこうとします。
相手が困り果てて避けようとすると、 今度は一転して激しい怒りをぶつけたり、引き止めるために、自傷行為などしようとさえします。
このように、境界性人格障害の人の周囲にいる人たちは、不安定で 衝動的な人間関係の渦の中に引き込まれていくのです。
境界型人格障害の治療は困難で、薬物治療のみではあまり大きな効果は期待できません。
対人関係の形成過程の問題が原因と考えられますので、心理療法との併用が有効です。
注意すべき点は、病気そのものの症状である対人関係の不安定さは主治医との関係にも現れてしまいます。
主治医に対する信頼と不信 が、目紛しく入れ替わるような状態では、心理療法どころではありませんので、治療のためには一定の面接時間の設定などを含み、治療をするとい うこと自体を、本人と主治医の間ではっきり取り決めるという手続き(契約を破 れば治療は中止する。)が必要になります。
(社会的ひきこもりは「引きこもり(1)」の項を)
次回:発達障害とは
2010年4月27日火曜日
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