ページ

2010年5月30日日曜日

対人恐怖症(1)

●対人恐怖症(1)

対人恐怖症は、恐怖症の一つで社会的接触を恐れて、そのことを避けようとする症状を示すものです。

・その結果として、社会的生活に支障をきたしたり、社会生活において必要な人間関係の構築ができなくなったりするもので、人前で緊張して思うように会話が出来なくなってしまうとか、赤面してしまったり、人の視線が必要以上に気になってしまうという形で現れてくる、特に日本人に多く見られるものです。

・対人恐怖症は、個性を尊重する外国(特に欧米)では殆ど見られない症状で、日本特有の文化依存症候群とされていて、そのままTaijin kyofusho symptoms (TKS) と呼称されています。

・対人恐怖症は、「他人からの攻撃」や「社会的に受け入れられない」とか「他人からの非難や誹謗」といった西洋の社会においての一般的な他律的な恐怖よりも、「他人を傷付けてしまう」や「他人に迷惑をかける」とか「他人を怒らせる」といった自分自身に対する自律的な恐怖という症状が見られるものです。

・言い替えれば、元々欧米ではその人その人の個性を大切にして尊重しますので、自分自身が他人と違っていても気にしませんが、日本のような集団行動を重視する社会においては、欧米などの個人主義の国に比べて人間関係(対人関係)が崩れることは、社会的な孤立を意味するため、この「社会的な孤立の恐怖」から症状が起こりやすくなっているのではないかと推察されています。

続きは次回:対人恐怖症(2)

0 件のコメント: