ページ

2010年5月25日火曜日

躁うつ病の特徴

●躁うつ病の特徴

・躁うつ病(双極性感情障害)は、内因性の精神疾患であり、気分障害の一つで、躁状態を伴う双極I型障害と、軽躁状態を伴う双極II型障害に区分されます。

[双極I型障害]
・1回の躁状態で終わる症例は稀であり、うつ状態と躁状態のいずれかが、症状のない回復期を伴いつつ、繰り返していくことが多く、躁状態から次の躁状態までの間隔は数カ月単位という場合から、うつ状態と躁状態が混ざって存在する混合病相が生じる場合もあります。

[双極II型障害]
・うつ状態と軽躁状態のみが認められる場合のことを言うが、軽躁状態そのものが、患者や家族には認識されていないことも多く、自覚的には反復性のうつ病と考えている患者も多くいます。

・I型の躁は、気分が高揚し、自尊心の肥大、観念の奔逸、多弁で多幸感もあり、不眠不休で行動したりする反面、些細なことで激怒したり、誇大妄想したり、注意力が散漫になったり、幻覚や幻聴などが現れても、気分が高揚しているので、病識(病気だという意識)がありません。

・II型の躁は、社会的や職業的機能に影響のない躁(軽躁)で、不眠状態でも平気で、気分は陽気で、周りとも活発に交流し、一見何も問題ないように見えるが、激しく怒ったり妄想が出ないだけで、実際は苛々が募っていたり、疲れが溜っていて無理をしています。

・うつ状態は、精神症状として、抑うつ気分や興味・喜びを喪失、無価値感が顕著になり、集中力、思考力、決断力の低下が起こり、抑うつ気分に日内変動(朝方は激しく、夕方になると軽くなる)がみられ、身体的症状として、食欲、体重、睡眠、身体的活動性の4つの領域で、顕著な減少または増加が生じます。

・治療法としては、躁とうつの変動を抑制するための気分安定薬を中心とした薬物療法が主体となるが、必ず専門医や専門職のいる医療機関で治療を進めること。再発の兆候をモニターするなどの再発予防のために疾患教育や、ストレス管理のためや社会復帰に向けてのカウンセリングも重要です。

次回:オーバードース(OD)(1)

0 件のコメント: